Chile

EASTER ISLAND | 崩れ落ちる高さ50mの氷河 | PATAGONIA で迎えた 2000年 | ピスコサワー Pisco Sour の作り方



Sunset of Ana Akivi
期間 12/22 1999〜1/5 2000
通貨 US$ 1 = $478 Chilean Peso (1999)
航空会社 American Airline / Lanchile Airline
渡航費用 220,000yen (TYO-SANTIAGO往復)
US$900 (SANTIAGO-EASTER ISLAND往復)
US$700 (SANTIAGO-PUNTA ARENAS往復)
滞在費用 80,000yen
国柄 イースター島とパタゴニア

 


Easter Island

Isla de Pascua

Rapa Nui

3通りの呼び方を持つ太平洋の孤島


ラパ・ヌイ国立公園,95/12/09,文化遺産

 

ラパ・ヌイ Rapa Nui と現地の人は呼ぶし,

パスクア島 Isla de Pascua と地図には書いてあるし,

イースター島 Easter Island と言う名前で海外の人は呼んでいる.

人によって呼び方が違うのでややこしい.

しかし,この島とにかく遠い.イースター島の地を踏むのに,成田を飛び立ってから 41時間かかった.途中1泊したわけではなく,飛行機で移動しただけ.イースター島までは,タヒチを経由するルートとサンチアゴを経由するルートがあって,サンチアゴ経由を選んだ.旅行会社はブラジル旅行社を使ったが,余りおすすめの旅行会社ではなかった.

島の回り方は

レンタカー 一日 US$60 ぐらい.もっとも効率的で,好きなところを回れるのでおすすめ.保険はない!と言われた.ほとんど道はダート.マニュアル車のみ.
徒歩 お金はかからないが,Akivi ぐらいが限度で,それ以上はかなりの覚悟が必要
ツアー 半日 US$20 一日 US$40 ぐらいで,一日+半日x2に参加すると島すべての見所が回れるらしい.飛行機の予定に合わせるので,毎日はない.
自転車 一日 US$15ぐらい 島の反対側まで2時間弱.Hanga Roa - Anakena 間以外はほとんどダートなので時間がかかる.

Orongo

島の南端に位置する火山.

その先には断崖絶壁と3つの島がある.


 


 

Orongo, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

この真っ青の海!そして青い空がこの島の魅力だ.

地球の歩き方には,「歩いて回る」的なことが書いてある.そこで,僕も初日歩いてみた.日差しは強く,真っ赤に晴れ上がってしまった.あわてて村の店を回ったけど,どこにも日焼け止めが売っていない.現地の人は使わないらしい.これには参った.これからイースター島に行く方,

日焼け止めを忘れずに!

ぜーぜー言いながら,2時間弱かけて島の南のオロンゴ Orongo 山 を上る.途中,ハンガロア Hanga Roa 村の町並みと空港が下に見えた.

頂上で US$10 の国立公園入場料を払うと,「メリークリスマス」とレンジャーに声をかけられた.今日はクリスマスイブだった.とてもクリスマスとは思えないほど暑い.頂上には大きなカルデラがあり,そのカルデラの外側はそのまま海へと切り立っている.海に面した崖っぷちからは

信じられないほど青い海と青い空,

そしてかつて儀式の舞台となったモツ・ヌイ Motu Nui 島,モツ・イティ Motu Iti 島,モツ・カオ・カオ Motu Kao Kao 島が見えた.


Hanga Roa

島の唯一の村.

教会も,スーパーも,病院も,すべて

ここにある.



シュラスコ Shrrasco サンドイッチ US$9 ビール US$2

←マウスを合わせると店の全景

Tavake Restaurant, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

村に戻ると,夕方になっていた.ここでは,12月は6:30AMごろ日が昇り,21:00頃日が沈む.夜ご飯は20:00頃からでそれまで店は閉まっていたりする.しかも非常にみなのんびり食べる.僕が選んだ店は街のスーパーやレストランが並ぶメイン通りにある, TAVAKE という店だ.ここはおかまレストランで,

「これがケチャップよ〜ん」(英語)

という具合だ.といっても,単にコックがおかま(多分)なだけで,料理はおいしい.パイのような エンパナーダ Empanadas (US$2) もなかなかおいしかった.この通りには,Lan Chile 航空のオフィスの近くにもう一軒おかまのレストランがあって,そこもおいしいらしい.

 

 

Church, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

クリスマスイブの教会ミサ.村中の人が集まって,教会前の広場で司祭の言葉に聞き入っていた.

 

 

Mercado, Hanga Roa, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

 

午前中には村に市場がたつ.マグロ Tuna が売られていた.結構みなシーフードをふつうに食べている.

 

 

Moira(Rent-A-Car Shop), Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

教会からすぐ近い,教会からまっすぐ海に行く道沿いのMoiraでレンタカーを借りた.2日半で US$110 也.注意が必要なのは,ここでは保険がないこと.車は赤のジムニー(マニュアル)だった.

 


Akahanga

戦争によって倒されたモアイ.

いまも無言で横たわる.


 


 

Akahanga, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

アカハンガなど島の東側の海岸沿いには, 戦争で倒されたモアイがたくさん横たわる.モアイはみな顔を下に倒されてしまっている.

 

 


Rano Raraku

モアイを切り出す岩山.

 



← マウスを合わせるとズーム

 

Rano Raraku, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

この山の斜面からモアイは切り出される.上の写真の真ん中あたりの段々からモアイが切り出されている.ここだけではなく山の至る所でモアイが切り出される途中で時間が止まっている.

 

 

Rano Raraku, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

切り出されたモアイが,Ahu(祭壇)まで運ばれることなく,切り出された場所に捨てられている.顔だけを出して土の中に埋まったモアイが並ぶ.なぜ捨てられたのか,なぜこのようにたっているのか...

 


Rano Raraku, Easter Island, Yuichiro Nakamura, 1999

ラノ・ララクのいろいろなモアイたち.

 

 

Rano Raraku, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

モアイ・グランデ Moai Grande と呼ばれる巨大なモアイ.切り出し中になにがあったのか,岩から切り出し中に製作が中止されてしまったようだ.その姿は映画天空の城ラピュタのロボットのようで神秘的だ.

 

 

Rano Raraku, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

青い空を仰ぐモアイ.これから何十年,何百年もの間彼は見つづけるのか?

 

 

Rano Raraku, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

後ろにRano Raraku の山が見える.

 


Tongariki

12体のモアイが祭壇に並ぶ海岸沿いの広場


 

 

Tongariki, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

トンガリキ Tongariki の Ahu (祭壇) に大小さまざまなモアイが並ぶ.プカウ(帽子) をかぶった物もいる.前には広場があって,なんか気持ちのいい空間だ.

トンガリキ Tongariki にはもうひとつ見るものがある.大阪万博に行ったモアイだ.筆者は 1971年生まれなので言っていないのですが,万博に行った人は見た人もいるのではないでしょうか?

大阪万博に行ったモアイ 360度

島の人と日本の話をすると必ずこの話が出てくる.こんな遠い島からはるばる大阪に行って,またこの地に帰ってきた.


Trumpet Stone

吹く音が鳴るらしい.

が?


 


トランペットストーン

Trumpet Stone, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

トランペットストーン Trumpet Stone と呼ばれる石は,Tongariki から島の半島を横切って海に出たところから数百mいった道の左側,道から5mぐらいのところにある.結構見つけられない人もいるみたいなので,注意してゆっくりと車を走らせれば,石で囲んであるのでわかると思う.

穴がたくさんあいていて,そこから息を吹き込むと音が鳴るらしい.しかし,吹けども吹けども風の抜ける音しか鳴らなかった.

 


「光のへそ」と呼ばれる石.

Te Pito Kura, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

つるつるの丸い石.人為的なものとも,自然にできたものとも.石の下の部分を指先で触ると,ぴりぴりと刺激がある?と言う人も.


Anakena

モアイをバックに泳げる世界唯一のビーチ.

白い砂浜と青い海.


 

誰もいないアナケナ・ビーチ

なんとモアイをバックに泳げる世界唯一のビーチ?

Anakena Beach, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

島一番の白い砂浜,青い海.ここはなんと

モアイをバックに泳げる世界唯一のビーチだ.

双子の太ったおばちゃんがジュースを売っている.ここにあるモアイの祭壇の裏側の石組みには,修復するときに間違ってモアイの顔が祭壇の石組みにはめられてしまった.もし行く人があったら見てみて下さい.

 


Akivi

唯一海を見つめる7体のモアイ.

彼らの見つめる先には島があるとか.


 


トンガリキの7体のモアイ

Tongariki, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

またも青い空.整然と揃った 7体のモアイが海の一点を見つめている.

 


Thai

島の西側に位置する,

夕日の美しいAhu(祭壇).


 


タハイの夕日(1)

Thai, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

息をのむ美しいタハイ Thai の夕日.

 

タハイの夕日(2)

Thai, Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

4泊して,この美しい夕日が見られたのはこの1日だけだった.

 


博物館に展示されているモアイの目

Museo Antropologico P.Sebastian Englert,
Easter Island, Yuichiro Nakamura,1999

かつて,モアイには目があった.それが博物館で見られる.一応開館/閉館時間は決まっているが,ここはイースター島,

1時間ぐらい開館が遅れたって文句言わない言わない.ははは.

 

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