フランス・シャンパーニュ地方 2004/11/26-2004/11/28

シャンパーニュの葡萄畑

Hoverspeed Dover 8:00 - Calais 10:00

フェリー(Hoverspeed) でイギリスからフランスに渡る.ドーバーはまだ暗い.今日は長い一日になるだろう.カレーに着くと,車でフェリーを降りる.

すぐに260km先のシャンパーニュを目指す.私と,妻と,そして友達が一人.右側通行になったので,「右側,右側」と唱えながら高速にのる.道は単純なので,はじめの看板さえ見落とさなければ問題ない.すぐに周りは何もなくなり,ただ道がまっすぐと続く.2時間ほど走ったところで,シャンパーニュに入る.葡萄のマークの看板がを発見.さらに行くと,道の両側は葡萄畑になった.天気も少しよくなり,葡萄の木を眺めながらランス Reims に向かう.

Calais 10:00 - Reims 13:00 - Eperney 13:30

■シャンパーニュ地方 Champagne - ランス Reims, エペルネー Epernay

ランスのノートル-ダム大聖堂、サン-レミの旧大寺院とト宮殿,91/12/13,文化遺産

シャンパーニュのメゾンは,ランス Reims と,エペルネー Epernay に固まっている.まず,シャンパーニュの代名格,モエテ・シャンドンに向かう.すべてのメゾンが見学可能なわけではない.予約が必要であったり,一般に公開されていないところも多い.

シャンパーニュ通り

エペルネーの街にある,その名もシャンパーニュ通り.この通りにモエテ・シャンドンはある.堂々とした白い大きな建物の前の駐車場に止める.建物の脇には,シャンパーニュを発明したドン・ペリニョンの銅像がたっている.

モエテ・シャンドンのカーヴ

ツアーを予約する.最後にいくつのシャンパーニュを試飲するかによって,ツアーの値段が異なる.ヴィンテージが試飲できるチケットを買う.まずビデオで概略を勉強してから,地下のカーヴへと下っていく.

パリからツアーで来ている人が多かった.日本語のパンフレットがきちんと用意されている上,日本語のガイドが案内してくれる.この会社にとって,日本人はお得意さまなのだ.なんといっても,ドンペリを世界一消費しているのは,日本人なのだから.

シャンパーニュ作りでは,まず葡萄の種類ごとに白ワインを作る.それをブレンドし発酵させて炭酸を生じさせる.最後に沈殿物(澱)を集めて取り除くのだが,その方法が良くできている.まずさかさまにして,瓶の口に澱を集める.そして,口元付近を凍らせて瓶を普通の向きに戻す.最後にふたを取ると,炭酸の圧力で氷が押し出され,取り除かれるのだ.

シャンパーニュの元の白ワインをブレンドするときは,葡萄の種類もそうだが,いくつかの年代のワインがブレンドされる.その結果,安定した味のシャンパーニュを生産できるのだ.したがって,通常のシャンパーニュのラベルには年号は入らない.しかし,特にできの良い年には,その年のワインだけのブレンドのシャンパーニュが造られる.その場合にのみ年号がラベルに入る.これをヴィンテージという.

モエテ・シャンドン

さて,試飲.ツアーで来ている人は,最も基本的なシャンパーニュしか試飲できない.先にビンテージが3つ試せるものを頼んだので,自分の所だけいくつもビンテージが用意される.「なんで,あいつだけ」,という気まずい視線を浴びる.

はじめの一口.漫然とひとつだけ飲んでいると良くわからないが,いくつも並べて比較してみると味の差がわかる.ピンクのビンテージが気に入ったので,それを買って帰ることにする.

Moet & Chandon http://www.moet.com/

パイパー・エドシック

Epernay 16:00 - Reims 16:30

もうひとつ回ってみよう,ということで,ランスに戻り,パイパー・エドシック(ピペール・エドシック) Piper Hedsieck へ.こちらは淡いブルーのタイル張りの建物の中にある.こちらでは,ゴルチェのデザインした,真っ赤な革で瓶が包まれたバージョンもあったり,少しとがった感じ.ツアーも,ディズニーランドのようなカートに乗せられて,順番に自動的に回っていくというもの.こちらも最後に試飲.誰が運転するのか押し付けあいながら,一口,また一口...

Piper Hedsieck http://www.piper-heidsieck.com/

ランスの街に出て,ノートルダム大聖堂など見学.街のワイン屋をのぞくと,メゾンで買った値段より安い値段がついていた.しまった...

 

■ラシエット・シャンプノワーズ L'Assiette Champenoise

ラシエット・シャンプノワーズ

さて,今回の目的のひとつ,ミシュランひとつ星のオーベルジュに泊まる.ホテル自体はたいしたことはないのだが,ここのレストランはすばらしい.

ラシエット・シャンプノワーズラシエット・シャンプノワーズラシエット・シャンプノワーズ

食前酒は,当然シャンパン.85Eurosのコースを頼む.少し酔っ払ったところで,うにを使った前菜.うにが出てくることは予想していなかった.火加減もちょうど良く,うにの味がきちんと残っていておいしい.一つ一つが繊細.メインの鹿肉を食べたところで満腹に.デザートを食べ,コーヒーは別の場所に移動して注文.満足,満足.

L'Assiette Champenoise http://www.assiettechampenoise.com/

■ナンシー Nancy

ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、ダリアンス広場,83/12/09,文化遺産

ナンシーの街頭

Reims 9:30 - Nancy 12:00

シャンパーニュを堪能した後は,さらにアルザス地方に向かって車を走らせる.アールヌーボー発祥の地,ナンシー Nancy へ.街はこじんまりとしているが,街のいたるところにアールヌーボーが見つけられる.立派な門が並ぶスタニラス広場で昼食を食べる.

ナンシー派美術館

ナンシー派美術館では,ガレの作品がたくさん見られる.作品は,家具であったり,ガラス器であったり,さりげなくおいてある.

ヴァン・シャウド

11月なので,とても寒い.クリスマスマーケットの屋台でホットワインを頼む.2Euros.

■バカラ Baccarat

バカラ

Nancy 14:00 - Baccarat 15:00

ナンシーの周辺には,行ってみたい町がいくつもある.そのひとつ,バカラ Baccarat.あのクリスタルガラス細工で有名なあの村だ.高速から少し外れた一般道を行き,いくつも小さな村を抜けた先にあるこの村には,当然のようにバカラの店がある.小さい博物館もある.世界中で売られているあのバカラがこの小さな町で作られているのか,と感心.

Baccarat http://www.baccarat.com/

■ストラスブール Strasbourg

ストラスブール-グラン・ディル,88/12/09 ,文化遺産

ストラスブールのクリスマスツリー

Baccarat 15:00 - Strasbourg 17:30 - Nancy 23:00

さらに,クリスマスマーケットをやっている,という話を聞いて,ストラスブール Strasbourgへ.このストラスブールに向かう風景が,小さな村がいくつもあり,情緒があって良かった.

ストラスブール駅前には,巨大な観覧車が置かれている.その周りをクリスマスマーケットが囲む.日が落ちて,ライトアップされた街は静かに盛り上がっていた.旧市街に向かって歩いていくと,焼き栗の屋台が立っている.ひとつ買う.何の味付けもない栗だが,寒空に暖かく,ほのかな甘みでおいしい.クレペール広場まで来ると,巨大なクリスマスツリーの周りに人が集まっていた.静かにツリーを眺める.音楽もなく,暗い広場を黒いコートを着た人が行きかう.でも,人々の顔は暗くない.クリスマス気分を楽しんでいるようだ.

ストラスブールのクリスマスマーケット

店の中も,クリスマスやサンタの飾り付けでいっぱいだ.ゆっくりと旧市街の中を歩き,目に付いた店でアルザス料理のシュークルートを頼む.すっぱくないザワークラウトのような,塩漬けの発酵キャベツと,ゆでた豚肉,ソーセージなどの素朴な料理.おいしくもなく,まずくもないこの料理をしみじみと味わった.

クリスマスマーケットを抜けて,車でナンシーのホテルまで黙って戻る.明日は,ひたすら北に向かってドライブし,またイギリスに戻るのだ.

Nancy 12:00 - Reims 14:00 - Calais 17:00

次の朝,朝食を食べに FLO に入る.妻が言うには,隣のフランス人のおばさんは嫁の悪口を言っているらしい.私はフランス語はわからないので,どこの国も同じだな,とだけ感想をいい,黙々とパンをかじる.このパンが,イギリスにはなんだよなぁ.

Hoverspeed Calais 19:30 - Dover 19:30

Links

Hoverspeed http://www.hoverspeed.com/

ANA Latte シャンパーニュの旅 2004/11 http://www.analatte.com/special/20/index.html

Last updated: Sat, 10/01/2005 21:58 GMT