イギリス・ベルファスト 2004/10/13-2004/10/14

ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸,1986/11/28,自然遺産

「これだけ?」

EZ751 London Gatwick 0910 - Belfast 10:35 1h25m

朝7:00過ぎに家を出る.ガトウィック Gatwick 空港の駐車場まで40分ぐらい.実際にチェックインできたのは8:30だった.時間がないので,そのままゲートへ.EasyJet は自由席だが,早く行かないと搭乗を後回しにされるので,誰かといっても席を並んで座れなかったり,荷物が入らなかったり何かと不便だ.機内販売で有料のコーヒーを飲み,必要な人だけに配られる機内誌を読む.機内はオレンジがベースで清潔.RyanAir ほどひどくないが,BAより下,とちょうど良いところに収まっている.1時間半でベルファスト Belfast へ.最近は IRA のテロもあまりきかない.空港で,レンタカーを借りようとしてイギリスの免許を出すと,「免許証も出して」といわれる.「これが免許だけど」というと,「これは免許じゃない.紙があるでしょ」とつれない返事.どう見ても免許なのだが,そういえば,カウンターパートという紙が免許と一緒についてきた.イギリスでは,実はその紙の方が本当の免許なのだ.日本の免許のような写真入のカードの方は,本当の免許ではない.レンタカーがないと何もできなくなってしまうので,困り果てた表情で情に訴えると,「事故を起こしたら殺すわよ」と笑いながら車の鍵をくれた.

走り出すとすぐ,イングランドと同じような,街と街の間の牧草地や畑が広がる.田舎の風景だ.道は本当にこの道でいいのか心配になるぐらいすいている.日本の件ひとつ分ぐらいの大きさに 158万人が住んでいる,とガイドブックには書いてあったが,そう聞いてもピンとこない.

EasyJet http://easyjet.com/

RyanAir http://www.ryanair.com/

British Airways http://www.ba.com/

■ジャイアンツ・コーズウェイ Giants Causeway

ジャイアンツ・コーズウェイ Giants Causewayジャイアンツ・コーズウェイ Giants Causewayオルガン ジャイアンツ・コーズウェイ Giants Causeway

さて,道は北へ目的地のジャイアンツ・コーズウェイに向けてまっすぐ走っている.何にもない景色が続く.1時間ほどで海岸が突然現れ,下はがけ,真っ平らな大地が突然終わってがけになり,その下に海がある.ビジターセンターに車を止めて,後は歩きだ.がけの脇の道を海岸まで降りる.北から打ち付ける波が北アイルランドにぶつかって,白く砕ける.風が強く,砕けた波が泡になって風に乗って舞う.湾がいくつもある.まず見えてきたのが,キャメル・ロック Camel Rock と呼ばれるらくだ形の岩.湾に沿ってさらに下に下りていく.この景色だけでもただならぬ予感.人もほとんどいないし,物売りらしき人もどこにも見当たらない.

湾をひとつ越えると,次の湾の景色は一変した.石の柱が階段状になって突き出している.階段といっても,一つ一つが六角柱.この異様な光景は,写真で前に見ていたとしても,実際に見ると,「???」となんとコメントしてよいか,疑問にならない疑問が頭を埋める.どうしてこうなるのか,冷えた溶岩が冷えて収縮するとき,六角形になるのが最も効率が良いという.

と,いわれましても.

大体同じような大きさの六角柱.ちょうど飛び石ぐらいの大きさ.これがずっと敷き詰められ,海に向かって伸び,海の中に消えていく.その先を見ると,隣の島がはるか向こうに見える.「スコットランドに巨人が渡るために作った」といわれれば,確かにそうかもしれない,と納得させられてしまう.観光客は思い思いにカメラを片手に石の上を歩き回る.人気のところは少し磨り減っている.波が高いので,端まで歩いていった観光客が良くさらわれるらしい.

石柱の間の道を抜け,高い崖に囲まれた次の湾に出る.崖を見ると,オルガンと呼ばれる六角柱が見える.崖の脇の階段を上り,ビジターセンターに戻る.カフェでマフィンを食べる.ほかの人がいるのを見て,少しほっとする.

■ブッシュミルズ ウィスキー工場 Bushmills

オールド・ブッシュミルズ Old Bushmillsオールド・ブッシュミルズ The 1608 Bar, Old Bushmills

近くのブッシュミルズ蒸留所へ行く.ここはアイリッシュウィスキーの工場.アイリッシュウィスキーは,ピートを使わない上,3回蒸留するので,スコッチウィスキーのようにスモーキーでなく,すっきりしている.このブッシュミルは,「世界最古の公認ウィスキー工場」で,1608年にはじまる.ビデオを見せられ,中をめぐる.熟成用の樽は,新しいものを使わず,バーボンの樽=すっきり,シェリーの樽=色が濃い,などと,風合いに強く影響するとのこと.21年物は最後にマデラ酒の樽に移して熟成するという.

最後に試飲.とても香りがたっていて,すっきり.21年ものは量が少ないので,試飲させてくれない.特に12年もののシングルモルトはここでしか買えない.GBP30=6,000円.

ポートラッシュの街に行き,B&Bにチェックイン.ポートラッシュは,さびれた港町.海岸沿いにB&Bが並ぶ.部屋はきれいで,一人一泊GBP30=6000円だった.海の見える部屋.しかし,この宿,「テレビはスタンバイにせず,主電源をきれ」「Take Away 持ち込み禁止」など決まりが多くてなえる.The Harbour Bar というパブで食事.まるでこの町中の人が集まっているのでは,と思えるぐらい,地元の人たちでいっぱいだった.

■ダンルース城 Dunluce Castle

ダンルース城 Dunluce Castle

朝8時までぐっすり寝る.なぜなら,泊まった宿は朝ごはんが 9:00固定なのだ.食堂に下りると,客はどうもうちだけらしい.さびれた街の,さびれたB&Bで朝食を食べている.しかも,なぜかほかのテーブルでは,いすに熊のぬいぐるみたちが座っている.音楽もかからず,シーンとしている.遠くからおばさんが見ているテレビの音がかすかに聞こえる.しゃべると怒られそうなので,黙々と焼きトマトを食べる.

宿をチェックアウトし,ダンルース城に向かう.ここはマクドゥーネル家の居城だったところで,海に向かって突き出していた断崖に立っている.断崖の端ぎりぎりまで建物がある.海から攻めるには,崖を上らないといけないため,堅牢なつくりだ.説明書きを読むと,

「このあたりは台所で,昔パーティ中に崖が崩れてコックがたくさん死にました」

と軽く書いてあった.歴史のある城である.その後,マクドゥーネル家に嫁いだ嫁はそこに住みたくない,といったという.当然である.

■キャリック・ア・リードつり橋 Carrick-a-Rede Rope Bridge

キャリック・ア・リードつり橋 Carrick-a-Rede Rope Bridge

ダンルース城から東に行くと,つり橋がある.このつり橋の先は良い漁場であったため,この橋を使って漁師が魚を取ったのだという.結構怖い.だけど,それだけ.

■デリー/ロンドンデリー Derry/Londonderry

デリー/ロンドンデリー Derry/Londonderry

デリー/ロンドンデリーは城塞都市で,町を城砦が取り囲む.それだけである.

■北アイルランド一おいしいフィッシュアンドチップス屋 - ビショップ Bishop

ベルファスト

一泊二日の旅行もだいぶ終わりが近づく.ベルファストの町に戻り,「北アイルランド一おいしいフィッシュアンドチプス屋」にいく.なんてことないフィッシュアンドチップス屋である.


さて,これが「北アイルランド一おいしいフィッシュアンドチプス屋のフィッシュアンドチップス」である.いかがだろうか.一口食べ,妻と顔を見合わせ,「普通だね」と目配せする.

Bishop
30/34 Bradbury Place, Belfast Phone 028-90439070 / Fax 028-90261562

ジャイアンツ・コーズウェイは確かに一見の価値はあった.ロンドンから日帰りができる距離である.いかがでしょう?

EZ942 Belfast 20:55 - London Gatwick 22:20 1h25m

Last updated: Tue, 11/15/2005 0:42 GMT